株式会社アクアガイド 潜水調査をはじめとした環境調査業務・移動水族館等の自然教育プログラム

イトマキヒトデ

 

イトマキヒトデ【ヒトデ綱 アカヒトデ目 イトマキヒトデ科】
写真:遠賀郡芦屋町 輻長6cm
探す:<磯>潮が引いた浅瀬、岩の隙間、石の裏
   <防波堤>壁面
分布:北海道~九州
レア度:★

福岡県の磯で最もよく見かけるヒトデ。
糸巻器に似た五角形の形からその名がついたと言われている。
海で見つけたイトマキヒトデをはがすと、胃袋を反転させて食事をしていることが多い。
胃袋を反転させ、獲物に覆いかぶさることで自分よりも大きいものも
消化しながら食べてしまいます。
胃袋は透明なブヨブヨしたものです。岩からはがすと口の中に引っ込みます。
腹面の中心が口で、背面の中心が肛門です。
腕の先に目(眼点)があります。光を感じる程度と言われています。


ときどき4本腕の個体も見つかります。(写真:福岡市東区)


こちらは6本腕。最大8本腕まで見たことがあります。(写真:福岡市東区)


紫色の個体。カラーバリエーションも豊富で、他にも淡緑、濃緑、青、ピンクなどさまざまです。
地域によって偏りがあるように感じます。(写真:福岡市東区)


こちらは再生中の腕2本。基本的にはちぎれた腕は再生します。(写真:福岡市東区)


腹面は橙色。白くて細いものは管足と呼ばれる足です。
管足の先は吸盤になっていて、ガラス面も平気で登ります。

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